レールドゥリアンオードパルファムスプレー (ミラーハリス)

自分的には、古い図書館というより「ロンドンの、インドとか南アジア系の人が経営するホテルで嗅ぐようなスパイシーでインセンスが混じる甘いオリエンタルウッディ」です。ムエットで後日香るベースは大好きです。 自分の肌に乗せると甘いスパイシーさが際立ってしまうので、服の内側につけて、時々ふわっと香るのを楽しんでいます。ロンドンにいるような気分になれて好きです。 独特な香りで好き嫌いがハッキリ分かれると思います。できれば実際肌につけて試してからの購入をおすすめします。

試香はせずネットの口コミのみを参考に購入しましたが今までで一番どきどきしました。というのも口コミを検索すると「濡れた犬」「地下鉄の××（自主規制）」「ゴミ箱」のような香り、と感じる方もいるようで。一方「この香り無しでは生きていけない」という方も。迷いましたが「図書館の香り」という口コミをみつけ「図書館は好きだしきっと大丈夫！」と購入しました。結果的にわたしはとても好きな香りでしたし、わたしの肌にはとても馴染む香りでした。確かにトップの香りには清潔感よりも、古びた、湿り気のある、薄暗くて、空気が停滞しているような要素を感じます。わたしは気になりませんでしたが、このトップに対して「濡れた犬」等と感じる方がいるのも理解出来ます。ミドル以降は正直、香料の名前で「この香り！」とは言い切れません。ひとまず「花」「果物」「石けん」「植物」の香りではないです。でも、心から落ち着くいい香りです。

試せたのはデパートでのムエットだけ、逡巡のち購入。 「図書館の香り」なら大丈夫だろうと。確かに古本屋で買った文庫本の匂いがします。どこかで「初めからラストノート」と表現されてる方もいましてそれも納得。重い軽いで言うと、とても重い。 お家でホッとする香り。自分にはゲランのルールブルーもなのですが、あちらはもっとクラシックさ漂う香りで、こちらはそれは無し。 このあと寛ぐ、時につけたくなります。休日とか風呂上がりとかね。馴染むけれどどこにでもはしていかない。使い分けのうちの一つ。それでOK。

大分気に入ってしまったのでストック用に買い足してしまいました。天気や装い、出かける場所に香水を合わせるのも好きだし、それがマナーである場合もあると思うのですが、この香りは、どんな服でも、どんなシーンでもそっと馴染んでくれるような気がして、最近は迷ったらこの香り、というふうに手が伸びます。ただ、あくまでわたしの肌と雰囲気、生活、香りの好み等に馴染んだという意味で、万人受けする香りとは思いません（酷評の口コミもたくさんあるようですし）。「図書館の香り」と聞いて心惹かれる方であれば、お好みかもしれません。

無からの風、という名の香水。 「私の幼い頃の思い出をたっぷり詰め込んだの。」とジェーンバーキン語るその香りは ネロリ、ムスク、アンバーなどの、ダークで奥深く、野性味あふれるセンシュアルオリエンタル。 パッケージもジェーン・バーキンが自ら描いた天使のデザイン。 凛としながらも温かみがある他にはない香りです。メンズが纏っても良さそうです。