セルジュノワールオーデパルファムスプレー 50ml/1.7oz (セルジュルタンス)

ルタンスの香りが一番好きだけれど重めの香りが多いので、出張で滞在することが多い亜熱帯や、初夏から夏に使える香りが少なくなるのが悩み。その中で使えるのがこれ。エンゼルトランペット、チュベローズ等甘くても透明な香りで本物の夏か亜熱帯の花のよう。そこにごく微かに渋みのあるバニラやクローブのスパイスが加わり、不思議なひっかかりを作っているのがルタンスの想像力と調香師クリストファー・シェルドレイクの技巧の妙。いかにも夏の気楽で軽い甘さに終わらせず、透明なのに陰りがどこかにある香りにすることで、かえって涼しさ、清潔さになっています。 しばしば技巧的でヘヴィな香りがルタンス的と言われますが、こうした真っ直ぐな透明感もルタンスのもう一つの持ち味。イノセントな物を愛する彼の好みだと思います。ルタンスの香りで他に夏向けとしたら、フルールドシトロニエ、チュベローズクリミネル、アラニュイなどもいいかも。

初セルジュ・ルタンスです。 皆様のコメントを読み購入しました。 若い頃は、フローラルな香りが好きでしたが、年齢を重ねラルチザンの癖のある香りを好ようになり、とうとうセルジュ・ルタンスにまで手を伸ばしてしまいました。 一言で言い表せない複雑な香りです。 冬の茶室で焚くお香のようでもあり、墨をすったような感じもあり、グローブ等のスパイスも感じられつつ、甘さも有るのです。 ムエットで香ったら、臭く感じられると思いますが、自分の体温で薫り立つと別世界に誘われるかと思います。 若い方には合わないのではないかと思います。

フランスで、アンブルスュルタンに出会い、愛用していましたが、やはり時と場所を選ぶ香りです。 その点、セルジュノワールは、傾向は似ていますが、より気楽に楽しめる香りだと思っています。 香木は好きですが、頻繁には焚けませんので、上品なセルジュノワールに活躍してもらっています。 ただ、つけすぎは禁物。知らない人からも、香りを聞かれることが度々あり、気に入っています。

トップノートの墨汁の香りはパチョリの香りです。皆さんが書いているお香や寺院の香りとは正にこの香りで大変心安らぐ香りです。 甘さは全く無いです。雪が降る厳粛なモノトーンの光景が広がる古刹を思わせる香りです。パチョリだけでなくクローブ(丁子)の香りもします。そして、ブラックウッドの香りへと変化。 大好きな香りの一つとなりました。

香水をネットで購入するのは多少の心配がありましたが口コミを参考にしました。口コミ通りで、使ってみて安心しました。 白檀などのお香の香りがこれほど前面に出る香水はあまりないように思います。 ふと、冬のお茶室にいるような思いになり落ち着きます。お着物の時も使えそうです。 商品はすぐに届きその点も満足しています。